H,I,E,Rという考え方を聞いたことがありますか。
FIREとは「Financial Independence（経済的自立）, Retire Early（早期退職）」の頭文字で、端的にいえば「早期退職して、お金のためにヘトヘトになるまで働く縛りから自分を解放する」というライフプランや概念を指します。
HIRE（ファイア）するために必要な金額とは。
必要な額
早期リタイアのために必要な貯蓄額として、FIRE実践者の間で一つの定番となっているのが「年間支出の25倍」です。これは年齢に関わらず共通の指標となっています。
ここにあるように、5千万円とか1億円とかそういう指標ではありません。年齢も関係ないということは、30歳、40歳、50歳でも同じということです。実際はその後の無職期間の長さが違うから、総支出は変わりますが、そもそもこの額は消費していくものではありません。
投資するための原資となるもので、この原資から得られる利益で生活しようというもので、原資は目減りしないという前提のようです。
年間支出はおいくら
これは人によって違います。月5万円で生活できる人、10万円、20万円、30万円の人もいるかもしれません。私の場合、月10万円で生活するようにしています。この額には国民年金保険料と旅行や趣味などの費用は含まれていません。
10万円で計算すると
| 私に必要な金額 | 30,000,000円 |
3千万円あれば、４％運用できれば120万円の生活費が生まれるということです。
これ以外に心配な人は5年分の生活費を用意したほうがいいとか、足りなければアルバイトして副収入を得るとか、対処方法は人それぞれで考えて実践してもいいようです。
要は、経済的に困窮せずに仕事に縛られず生きていくにはという考え方のように思います。
ひと月の生活費が少なければ少ないだけ必要とする資産が少なくてすみます。
ひと月の生活費
| 食費 | 30,000 |
| 通信費（固定・携帯・格安スマホ・ネット・レンタルサーバー） | 7,500 |
| 国保 | 2,260 |
| 水道料 | 1,000 |
| 電気代 | 10,000 |
| 保険料 | 3,935→1,140 |
| 保険料２ | 5,960 |
| その他月割り（NHK、浄化槽、自動車税、任意保険、火災家財、固定資産税ほか） | 30,000 |
| 計 | 87,860円 |
もう少し頑張れば、年金保険料分も賄えそうです。保険料２は長女の分と自分の生命保険料です。これらは見直ししたいところですね。
毎月10万円、生活口座に入金して食費の3万円を引き出し、後は口座で管理しています。カード払いか口座引落、後は振り込みなどです。
今月精算しますが、3月利用の4月引落分のカードはどちらに入れるかですが、3月末引き落としで締めようと思います。残金は予備費の口座に移して、また10万円から始まりです。
年度で締めますが、今後は暦年とするか思案中。
現在、23万円ほどの残高ですが、月末7万円ほどのカード払いがあります。それでも15万円ほどは残りそうです。
HIRE（ファイア）ではないけれど。
資産を全部運用はしていませんので、厳密には違うけれど考え方は似ているように思います。退職時の資産と2年経っての資産の目減りはほとんどありません。
株の評価や信用取引の収入などで賄えたようです。
一番必要と思うのは、毎月の生活費を漫然と使うのではなく、自分が必要とする額を見極めることではと思います。これは決して節約ばかりではなく、リアタイして得る自由と生活費のバランスだと思います。
私は趣味と旅行などで特別費100万円用意していますが（うち20万円は国民年金保険料）、メリハリをつける生活をしています。地方で生活している間は外食もしないし、支出も厳選しています。時には鉢植えも買ったりしますし、満足した生活をしています。
資産の16％ほどを投資で運用しています。投資しているから今の生活が豊かになっているのは間違いありません。現物株は塩漬けが多いですが、年10万円ほどの配当があります。損してまで処分は考えていません。
後は子ども名義で積立NISAをしていて、こちらは子どもたちの結婚資金になりそうです。
確定申告しても国保料に影響ないようになりましたので、iDeCoと積立NISAを始めます。iDeCoは積立期間が7年と短いので満額で初めてあとは様子見します。積み立ては非課税枠40万円でしようかと思っています。これをすると、投資で運用する分が16％を超えるので、25％ぐらいに収まるように今後見直していくつもりです。